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STUDIOやWIXが高く感じ始めた人へ。WordPressやHTMLに戻る選択はアリなのか?

ハシビィくん

最近AI機能が使えるSTUDIOやWIXの毎月のコストが高くなったことからWordPressに戻りたいっていう問い合わせが増えてるっす!

カピーさん

これはビジネス戦略が原因なんだ。その辺りも含めて説明していくぞ!

STUDIOやWIXのAI機能が話題になっている一方で、「便利だけど、毎月のコストがじわじわ重い」と感じる人が増えている。
実際に最近、当サイトにも同様の相談が増えてきていますので、状況の説明と実態を

目次

なぜ今、SaaS型Webサイトが話題になるのか

STUDIOやWIXのようなSaaS型のWebサイト作成サービスは、ここ数年で「誰でもプロっぽいサイトを作れるツール」として一気に普及しました。

テンプレートを選び、文章と画像を入れるだけで、デザインされたWebサイトがすぐに公開できる。
最近ではAIによる文章生成、レイアウト提案、SEO補助まで備わり、「もはや制作会社はいらないのでは?」と思わせるほど便利になっています。

これからWebサイトを作る人にとっても、すでに事業を運営している人にとっても、STUDIOやWIXはとても魅力的な選択肢です。

  • サーバー契約がいらない
  • 更新が簡単
  • デザインが最初から整っている
  • セキュリティやバックアップも気にしなくていい

「とりあえずこれでいい」という安心感がある。

実際、最初の一歩としてはとても優れたツールです。
ところが最近、こういう相談が増えています。

「STUDIOで作ったけど、思ったよりランニングコストが重い」

「WIXで運用しているけど、機能を足すほど月額が上がっていく」

「結局、WordPressやHTMLに戻したい」

これは一時的な流行ではなく、SaaS型Webサイトの構造的な問題が表面化してきた結果です。

STUDIO・WIXはなぜ“高く感じる”ようになるのか

多くの人がSTUDIOやWIXを選ぶ理由はシンプルです。

「初期費用がほとんどかからず、すぐ始められるから」

これは事実です。
月額1,000円〜数千円で、サーバーもCMSもデザインも全部込み。Web制作を外注すれば数十万円かかることを考えると、圧倒的に安く見えます。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

SaaS型CMSは「サイトが育つこと」を前提にして料金が設計されています。

たとえば、

  • ページ数が増える
  • フォームを複数設置する
  • 独自ドメインで運用する
  • SEO対策をしたくなる
  • 外部ツールと連携したくなる

こうした「事業として普通の要求」を満たそうとすると、より上位のプランが必要になっていく。最初は無料や安いプランでも、気づけば月額3,000円、5,000円、1万円を超えるケースも珍しくありません。

ここで重要なのは、
値段が高いのではなく、事業として使うと“割高になる”設計になっている
という点です。

SaaS型CMSは、「個人が小さく始める」には最適化されているけれど、「事業として長く運用する」ことにはコストが積み上がる構造をしている。

WIXのプラン表

WIXですと、「ビジネス」か「スモールビジネス」が選択肢になります。コーポレートサイトであれば「スモールビジネス」で十分なケースが多いですが、月額2,300円になります。

Studioのプラン表

Studioの場合ですと、「Personal」か「Business」が現実的な選択肢になります。WIXに比べるとまだ料金は抑えめですが、記事数が増えていくと管理が複雑になったり、機能の不十分さなどでご相談をいただくケースがあります。

WordPressやHTMLであれば、サーバー代が月1,000円〜2,000円程度で済むところを、SaaSではその何倍も払い続けることになる。

しかもその支払いは、サイトを持っている限り永遠に続きます

AI機能が増えるほど、SaaSからは“逃げられなくなる”

最近のSTUDIOやWIXは、AIによる文章生成、ページ構成の提案、SEO補助など、ますます「全部入り」になっています。

一見すると、「高くなるのも仕方ないほど便利」に見えるかもしれません。

でも、ここにSaaSの本質があります。

AI機能が増えるほど、あなたのWebサイトはそのプラットフォームに深く依存していく。

つまり、便利になるほど、そのサービスから離れられなくなる
という状態が作られていく。

もし「コストが高くなったからWordPressに移行したい」「自社で管理できる形にしたい」
と思っても、

  • レイアウトは再構築
  • 記事はコピペ
  • フォームやデータは作り直し

という、ほぼリニューアルと同じ作業が必要になる。

これは偶然ではなく、SaaSのビジネスモデルそのものです。

データと機能を囲い込み、乗り換えコストを上げることで、解約されにくくする

AI機能はその“囲い込み”をさらに強くする。

だからこそ今、「便利だったはずのSaaSが、だんだん重く感じる」という人が増えているのです。

実は“WordPress回帰”は合理的な選択

SaaS型CMSからWordPressへ戻る流れを聞くと、「古いものに逆戻りしている」と感じる人もいるかもしれません。

でも実際にはこれは後退ではなく、かなり合理的な判断です。

WordPressの最大の強みは、デザインでも操作性でもなく、「Webサイトを自分で所有できる」という点にあります。

STUDIOやWIXでは、あなたのサイトは「そのサービスの中」に存在しています。サーバーも、CMSも、データベースも、すべて運営会社の管理下にある。

一方WordPressは、レンタルサーバーを契約すれば、その中にあなたのサイトがまるごと存在します。

  • ファイルも
  • 画像も
  • 記事も
  • URL構造も

すべて自分のもの。

これは地味ですが、長く運営するほど効いてくる違いです。

SaaS型CMSでは、「料金が上がった」「サービスが変わった」「仕様が変わった」という外部要因で、サイトの運命が左右されます。

でもWordPressなら、極端な話、サーバー代さえ払っていれば、10年後でも同じサイトを動かし続けられる。(もちろんレンタルサーバー代も変化がないわけではないが、比べると微増です)

これは小規模事業者にとっては非常に大きい。

なぜなら、Webサイトは広告やSNSと違って、一度作ったら何年も資産になるものだからです。

毎月1万円のSaaSを5年使えば60万円。10年なら120万円。

同じ期間、WordPressを運用すれば、サーバー代はせいぜい数万円〜十数万円で済みます。

しかもその間に、

  • SEOで検索流入が増え
  • 記事が資産として積み上がり
  • サイトの価値が上がっていく

SaaS型CMSでは、お金を払い続けても「自分の資産」にはなりにくい。

WordPressに戻る人が増えているのは、このコストと資産のバランスに気づく人が増えたからです。

でも、すべてをWordPressに戻すのは間違い

ここで重要なのは、「SaaSが悪い」「WordPressが正義」という話ではないこと。

問題は、すべてをWordPressに押し込もうとすることです。

WordPressは:

なぜLPは“HTMLだけ”で十分な場合が多いのか

LP(ランディングページ)の目的はシンプルです。訪問者に1つの行動をさせること。

この場合、CMSの編集機能やデータベースはほとんど必要ありません。

むしろ、

  • 表示速度
  • 安定性
  • 広告との相性

の方がはるかに重要。

シンプルなHTMLやAstroで作ったLPは、

  • 軽い
  • 速い
  • 壊れない
  • サーバー代も安い

SaaS型CMSでLPを作るのは、高機能なナイフで段ボールを切るようなものです。

私がSTUDIOやWIXを“否定しない”理由

ここまで読むと、STUDIOやWIXを否定しているように見えるかもしれません。

でも実際にはその逆で、

  • プロトタイプ
  • 仮のサイト
  • 個人ポートフォリオ
  • テストマーケティング

には、SaaS型CMSは最高です。

「今すぐ形にする」能力は、WordPressやHTMLよりも圧倒的に優れています。

問題は、そのまま事業の基幹システムにしてしまうこと

小規模事業者にとって一番コスパがいい構成

結論から言うと、「適材適所でツールを使い分けるハイブリッド構成」が、コストと成果のバランスを最も良く保つ方法です。

例えば、以下のような使い分けです。

  • コーポレートサイトやブログ(オウンドメディア):WordPress
    • 理由: 記事やコンテンツが長期間の事業資産になるため。SEO対策をコントロールしやすく、データの所有権も完全に自社で持てます。月額の固定費はレンタルサーバー代(1,000円〜2,000円程度)で済みます。
  • 特定のサービスや商品のLP:シンプルなHTML / Astro
    • 理由: 一度作れば頻繁なシステム更新が必要なく、表示速度と安定性が命だから。維持費はほぼゼロに抑えられます。
  • 新規事業のテストマーケティング:STUDIOやWIX
    • 理由: スピード最優先。まずはサクッと世に出してみて、手応えがあればWordPress等で本格的に作り直すという「使い捨て」の割り切りが有効です。

このように、「すべてを一つのツールで作る」という発想を捨てるだけで、無駄なランニングコストは劇的に下がります。 SaaSの課金地獄に陥ってしまうのは、「とりあえず作った手軽なサイト」に、後から無理やり本格的な機能やページを追加し続けようとするからです。

まとめ:ツールに使われるのではなく、ツールを使い分ける

STUDIOやWIXのAI機能や手軽さは、間違いなく素晴らしいものです。 しかし、その便利さの裏には「プラットフォームへの深い依存」と「積み上がり続けるランニングコスト」という構造があります。

もしあなたが今、「毎月のツール代が重くなってきた」「もっと自社でデータを管理して自由にサイトを育てたい」と感じているなら、それは決して後ろ向きな悩みではありません。 むしろ、あなたの事業とWebサイトが次のフェーズへ成長した証拠です。

初期の「とりあえず名刺代わりに」という段階は終わり、「しっかりとした事業の資産」としてWebサイトを所有すべきタイミングが来たということです。

「AIが便利だから」「周りも使っているから」という理由だけで高い月額費用を払い続ける前に、一度立ち止まって「今の自分の事業の規模や目的に、本当に合った構成は何か?」を見直してみてはいかがでしょうか。

当サイトでは、現状のWebサイトのコスト診断や、SaaSからWordPressへの資産を活かした移行、無駄のないLP制作などのご相談も承っています。 「うちのサイト、このままでいいのかな?」と少しでも感じたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

STUDIOやWIXが高く感じ始めた人へ。WordPressやHTMLに戻る選択はアリなのか?
  • STUDIOやWIXなどのSaaSは初期こそ手軽なものの、事業が成長するにつれてランニングコストが割高になる構造です。
  • 長期的な「自社の資産」としてWebサイトを育てるなら、データを完全に所有できるWordPressへの回帰が合理的な選択肢となります。
  • すべてを一つのツールで完結させるのではなく、メディアはWordPress、LPはHTMLといった「適材適所のハイブリッド構成」が最もコスパを高く保てます。
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