WordPressでベストなカテゴリーな使い方【設定方法と注意点も!】

WordPressでサイトを運用する上で欠かせないのが「カテゴリー」と「タグ」です。

WordPressにおける「カテゴリーと「タグ」を正しく使うことで、検索エンジン(Googleなど)に評価されるだけではなく、訪問者(ユーザー)にも分かりやすいサイトになります。

しかし、そんなWordPressの「カテゴリー」や「タグ」を同一視していたり、正しい設定ができておらず、効果的ではないサイトが多いのが実情です。

この記事ではカテゴリーの使い方を解説していきます。

ブログ初心者やサイト運用担当者の方々と幅広く共通する項目ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

WordPressカテゴリーの説明と効果

WordPressのカテゴリーは、投稿機能による各記事をカテゴライズ化するための機能になります。

そんなカテゴリーを設定することで得られる効果は複数ありますが、主な効果は以下の内容が多くのサイトで共通する効果(メリット)となるでしょう。

  • ユーザビリティの向上(利便性向上)
  • SEO対策(検索順位向上)
  • 回遊率の上昇(滞在時間の向上)

ユーザビリティの向上(利便性向上)

カテゴリーを設定する1番の理由はユーザビリティの向上でしょう。

このカテゴリーという機能は、各投稿をカテゴリー毎に分類・整理することができます。そのためカテゴリーを正しく設定していると1つの記事を読んだユーザーが同じカテゴリーの別記事を読んでみたいとなった際に、同カテゴリーの記事を見つけやすくなります。

一方でカテゴリー設定が不十分だと、なかなか目当ての記事(情報)に辿り着くことができません。結果、探している途中でもサイトから離脱してしまう可能性があるということです。

たとえ根気強く探してくれたとしても、「このサイトは探しにくい(読みにくい)」という印象が残ってしまうと、再訪問してくれる可能性は低くなってしまうでしょう。

SEO対策(検索順位向上)

記事のカテゴリーがきちんと整備されていると、分かりやすいサイト構造となり、サイトマップなども含めてSEO対策の一助となります。

更にカテゴリー内の記事数・質が充実してくると、検索キーワード次第ではカテゴリー自体が検索にヒットすることもあります。

回遊率の上昇(滞在時間の向上)

ユーザビリティ向上の副次的なものになりますが、カテゴリー設定がきちんと整備されていると、同カテゴリー内で別記事を読んでくれたりと回遊率が高くなる可能性があります。

これは検索エンジンの評価につながる要素になります。
サイト内の回遊率が高まるということは、Googleアナリティクスのデータとしては直帰率の低いサイト=ユーザーの興味関心を刺激するサイトとしてSEO対策の一面もあったりと、効果は数珠つなぎで関係していくのです。

WordPressのカテゴリーはフォルダ!階層構造のある管理方法

まずWordPressでのカテゴリーとは何かついて解説しよう。

前述した通り、WordPressには「カテゴリー」と「タグ」という機能があります。

  • カテゴリー:投稿を入れるフォルダ(縦軸的な区分)
  • タグ:投稿に貼り付ける付箋(横軸的な区分)

と考えていただくと、使い分けもイメージしやすいのではないでしょうか?

そしてカテゴライズする際には、1つのカテゴリーに記事が偏ったり、たった1記事のためにカテゴリーを作るのはSEO対策観点ではマイナスということを覚えておきましょう。

WordPressのカテゴリー設定に関する注意点

WordPressサイトでカテゴリー設定する重要性は、十分に理解していただけたと思います。

しかし、そんなカテゴリーも使い方を誤ってしまうと、マイナスになってしまうこともあります。
この章では、注意点を紹介させていただきます。

未分類カテゴリーは使わない

WordPressをインストールすると、初期から存在しているカテゴリーがあります。
それが「未分類(uncategorized)」というカテゴリーです。

この未分類カテゴリーは名称やスラッグを編集する前に使用してしまわないように注意しましょう。

理由としては、「未分類」というカテゴリーでは中身が分かりません。分からないものはユーザーも興味を持たないので使わないのがおすすめです。

1つの記事に複数カテゴリーはNG

WordPressでは1つの記事に複数のカテゴリー設定をすることが可能です。
例としては、Aという記事に「東京」「ラーメン」「旅行」「グルメ」というように設定することができます。

しかし、SEO対策的目線では1つの記事に対して1つのカテゴリー設定が基本です。

上記の例のように複数カテゴリーに設定した方が、訪問者に読んでもらえるのではと考えがちですが、
「東京」というカテゴリーと「旅行」というカテゴリーの両方で表示されると、「タイトルは同じだけど内容は別かな?」と意図しない受け取られ方とすることも。

その他にもGoogleによる評価を判断でも、複数カテゴリーに設定されていると、どのカテゴリーに属するものか判断されずに正常に評価されない可能性があります。

そのため、1つの記事に1カテゴリーをルールとし、複数の分類を設定するにはタグを使うようにしましょう。

WordPressのカテゴリー階層を深くしない

WordPressのカテゴリーは親子関係を設定できるようになっています。
しかし、WordPressではさらに孫、ひ孫と階層を深く作ることができます。

ただこの階層をあまりにも作り過ぎてしまうと、情報を探し出すのが大変になってしまいます。このデメリットは訪問者・検索エンジン(Googleなど)と広く影響が出てしまうので、多くても3階層までにしておくのがおすすめです。

スラッグに日本語を使わない

WordPressのカテゴリーでは、スラッグ(URL)に日本語を設定することできます。

しかし、スラッグに日本語を設定すると、URLに日本語が含まれる形になります。このような設定をしていると、リンク共有を行なった際に文字化けが起こってしまいます。

注釈にもあるように半角英数字とハイフンの組み合わせ内で設定するのがおすすめです。

カテゴリーはサイトの根幹を担う機能

WordPressにおけるカテゴリーという機能は、ユーザビリティやSEOと幅広く影響を及ぼす要素となっています。

基本的にカテゴリー機能を使うことで、サイト全体は使いやすく、評価されやすくなります。一方で無闇にカテゴリーを増やしてもマイナス効果を作ってしまうこともご理解いただけたと思います。

サイト作成や運用を見直すには、今後の戦略などを整理してからカテゴリー作成を行うことで、魅力あるサイトに近づくことになるでしょう。

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