ホームページを持ちたい!と思ったら考えるべきこと。
ホームページを作るだけであれば、昔よりもハードルが下がった昨今。いくらホームページを作ろうと思ったとしても、何から始めればいいのか途方に暮れるのではないでしょうか?
そして試行錯誤してホームページを作ったとしても、思うように運営できなかったり、想像していた結果を得られない多くの場合は準備不足という傾向にあります。
この記事では「これからホームページを作ろう」という方向けに、どのような準備が必要なのかを紹介していきます。
一番やってはいけないこと
「とりあえず作ってみよう!」は絶対にNGです!
前述した通り、ホームページをどんな形であれ作ることは、簡単です。
ですが、このような作ってから方向性や発信内容を考えていくパターンは、結果を出すまでに遠回りをしていたり、作り直していることが多いです。
多くのWebサイトを手掛けているWeb制作者こそ、見切り発車はせずに事前に準備を怠らずに取り組んでいるものです。
初めてホームページを持つ人こそ、綿密な準備・計画が必要ということです。
準備すべきこそ
まず始める前に、以下のようなことを明確にしておきましょう。
- ホームページが必要な理由
- 自社(自分)のアピールポイント
- 競合他社のホームページをリサーチし傾向を掴む&差別化ポイントを考える
- 情報発信の有無
- サイトへの動線(広告・検索・SNSなど)
- 運営(運用)をどうするのか
- 制作コスト・運用コストを大まかに決めておく
ホームページが必要な理由
「ホームページが必要」と考えたには、必ず目的(ゴール)があるはずです。
現在の問題・課題を解決するために、ホームページをどうやって活用して目的に繋げるのかということをテキストや図で明確にするのをおすすめします。
自社(自分)のアピールポイント
ホームページには必ず自社(自分)のアピールポイントや商材となるサービスの差別化する情報を明確にしておくと、ホームページの方向性を定めるのに役立ちます。
競合他社のホームページをリサーチし傾向を掴む&差別化ポイントを考える
前述と重複する内容になりますが、競合他社を研究して傾向を掴むことは常に考えなければいけない要素です。
特に検索流入でホームページへのアクセスを考えている場合は、「検索上位されたいキーワード」を中心にリサーチするのは必須になります。
リサーチがまだ苦手という方は、競合他社がどんなページを用意しているのか。どんな紹介の仕方をしているのか。基本的なホームページの構成部分を確認するとイメージを掴みやすくなると思います。
情報発信の有無
ホームページの運営で大きく関わってくる事項として、「情報発信(コンテンツ作り)」は避けては通れない要素です。
多くのホームページで「情報発信」は行うを選択しています。パターンとしては以下の通りです。
- ブログ(コラム)として、ユーザーに役立つ情報発信を行う
- 年末年始の休業連絡などの業務的な連絡のみの発信を行う
『ブログ(コラム)として、ユーザーに役立つ情報発信を行う』の方は、検索流入を狙う場合には必須とも言える運用方法です。「ホームページは育てるもの」なんて言われますが、コントロールできる方法としてはコンテンツ作成(情報発信)になってきます。
ですが、こちらのパターンの場合は「ちゃんと情報発信を継続することが可能か」ということを考えなければいけません。ホームページで情報発信を始めたとしても、間隔が長期で空いてしまうとユーザーは「営業していないのでは?」と不安に感じてしまうことが少なくありません。
定期的なコンテンツ発信できるネタやキャパに余裕があるのかを検討しておくのも大切です。
一方で『年末年始の休業連絡などの業務的な連絡のみの発信を行う』は、業務連絡でしかないので、先ほどの「ホームページは育てるもの」という観点での後押しはほぼありません。
あくまで必要情報を伝えるということと、必要最低限を更新することで「営業(活動)しているアピール」になります。
名刺代わりでホームページを持ちたいという方でも、最低限の業務連絡を行なっておくのを推奨します。
サイトへの動線(広告・検索・SNSなど)
ホームページは作っただけでアクセスされるということはありません。リアル店舗であれば、店先にポスターなどで人を集めることができます。それと同じようにホームページでも集客(アクセス)してもらう方法を用意する必要があります。
そこで多くのホームページでは、情報発信という動線を採用しています。商品に関すること、ホームページのユーザーに有用な情報を発信することが、ホームページがインターネット上で存在をアピールすることになります。
その結果Googleなどの検索エンジンが検索上位に表示し、ユーザーのアクセスが増えるというわけです。
その他にも今はSNSや広告などからも十分にアクセス増加を狙うことができるので、ホームページの運用を考えるのと同時に考えておくと、制作時に有効な機能を実装することが可能です。
運営(運用)をどうするのか
ホームページは作って終わりではありません。ホームページは運営してこそ、力を発揮します。
前述した情報発信を行わないホームページの場合は、基本的に運営に労力を割かれることはないでしょう。しかし、紹介した2つのパターンでは頻度の差はあれども、情報の更新するための作業が発生いたします。
そこには、2つの方法があります。
自社(自分)で作業するか、業者などに依頼するかの2つになります。
自社(自分)で行う場合は、基本的な作業方法を学ぶ必要があります。有名なWordPressであれば、インターネット検索すればある程度の答えは見つけることができると思います。
それでも問題解決が難しい場合、制作依頼先に代行作業やマニュアル作成を依頼すると良いでしょう。
業者に依頼する場合、コンテンツの代行更新からホームページの保守を依頼ができたりと、ホームページの運営に必要な作業をまとめて任せることができます。コストは発生しますが、操作方法を学ぶコストをカットできたり、一任できる人を用意すると情報発信の継続率も高めやすかったりもします。
どちらを選んだとしても、一方とは異なるコストが発生いたします。ホームページには作った後に少なからずコストのことを視野にいれなければいけないということです。
制作コスト・運用コストを大まかに決めておく
これまで金銭面でのコストや学習コストなどの様々なコストを紹介してきました。
OWNではヒアリングの際にご予算を必ずお聞きしています。ご予算内で可能・不可能を伝えることで、ホームページの構想から運営という長期的な展望でご提案させていただきます。
用意しておくもの
テキストデータ
なぜテキストデータを用意しておく方がいいのか、というとホームページを制作する上でアピールしたい箇所や掲載箇所の検討など全体図を掴むために重要なファクターになるからです。
もちろんリソースの状況によっては、外部に依頼中のこともあります。その他にはサンプルテキストで制作することもあります。
しかし、事前に用意しておくことでプロジェクトの方向性を情報面(掲載したい内容)を整えることができます。
提供サービスの内容や料金表など、確定情報でなくとも骨子があるだけでも十分に有用です。
ロゴ・掲載画像
自社(自分)のロゴなどのデータをお持ちの場合は、用意しておきましょう。可能であれば、ベクターデータ(IllustratorやDesignerなどで作成したパスデータ)がベストです。ない場合は、ご相談いただければと思います。
また、ホームページに掲載したい画像素材などは用意しておくのがベストです。画像サイズは大きいサイズの方が、後々圧縮することなどが可能なので、出来るだけ高画質であるとホームページの見栄えも豊かになっていきます。
またプロのカメラマンなどに写真撮影が可能であれば、依頼を検討するのも良いでしょう。
なぜかというと、ホームページの情報を伝えるのは主にテキスト要素ですが、印象や見た目を良いものとするのは画像情報です。企業サイトであれば、社屋やオフィスなど高画質かつ画角が調整された画像素材は洗練された雰囲気を演出することが可能になります。
共通として個人事業主でも社長や社員であったとしても、カメラマンに撮影してもらった写真というのは、それだけでも差別化を作り出すこともできるので、特にオススメです。
ホームページ制作の成功は“準備”次第
今現在ホームページを運用し、成功している人は準備段階できちんと計画、ゴールを設計しています。
逆に準備を怠った人の多くは、十分に力を発揮していないホームページになっているのが現実です。
初めてホームページを持とうと考えている人が完璧に用意するのは難しいと思います。お困りの際には、本記事の情報を活用していただきたいです。