フッターの「コピーライト」の書き方がサイトによってバラバラだよ〜。必須な要素とかってあるの?
もちろん必須要素はあるぞ。せっかくだから正しい書き方も伝授しよう。
Web制作者はもちろんブロガーさんも入れている「コピーライト(Copyright,©︎)」の明記ですが、サイトによっては年号が2つあったり、All Rights Reservedと書き方がバラバラですよね。
今回はそんなコピーライトの正しい書き方を紹介していきます。
コピーライトってなに?
コピーライトは、英語で「Copyright」と書き、“著作権”の意味があります。著作権とは作品を創作した人や会社を著作者とし、著作者が作品の扱いを決めることができるものです。
Webサイトやブログの下部(フッター)にコピーライトがあるのは、「本サイトの記事や画像の著作権は私(自社)が持っているから、無断転載は許可しておりません」という宣言のようなものです。
コピーライトの正しい書き方
正しい必要最低限なコピーライトの書き方
©︎ 最初の発行の年 著作権者の氏名(例:©︎ 2023 NoMark)
法人の場合
例:©︎ 2023 sample
法人の場合は著作権者の部分が会社名になるイメージです。
個人の場合
例:©︎ 2023 Taro Tanaka
個人の場合は、個人名もしくはペンネームでも可とされています。
複数著作権者の場合
例:©︎ 2023 Taro Tanaka,Hanako Yamada
個人の場合と同じく、個人名もしくはペンネームでも可とされています。
コピーライトの書き方あるある
Copyright © 2000-2023 sample. All Rights Reserved.
こんなコピーライト見たことないですか?
おそらく多少の変化はあれどもコピーライトをフルで書いた場合は上記の形になると思います。
しかし実際は無駄な箇所があります。
「Copyright」と「©︎」は同じ意味です。残すなら国際的に認められている「©︎」にしましょう。
2000-2023の年号部分を分解すると、「最初の発行年-最新の年号」となっています。
必要とされているのは「2000(最初の発行年)」ですので、「2023(最新の年号)」は不要です。
最新の年号は、著作物の内容(記事や情報など)が更新された年号なので、きちんと更新されているサイトなら明記するのはアリかもしれません。
All Rights Reservedは昔はアメリカを中心に著作権保護には必要な文言とされてきました。
しかし現在では無方式主義により一切の著作権表示なしで著作権が保護されています。
なので、All Rights Reservedに効力はないので不要というわけです。
詳しい情報は以下のページをご参照ください。
著作権表示(Wikipedia)
コピーライトは絶対書かないといけないの?
コピーライトってちょっとダサくない?本音は書きたくないんだけど。
確かにコピーライトは書かなくても、著作物として日本の法律では保護されているので明記されているかは関係なく、他人のものを転載したらNGです。
みんなが明記しているのはなぜか?
それは「コピーライトを書くのは当たり前」になっているからです。
逆に言えば、コピーライトが書かれていないサイトは信用に欠けるという印象を持たれるかもしれませんので、書いておく方が無難という状況です。
コピーライトがないサイトは違和感あると思うけどね。
まとめ:コピーライトは書いておくのが無難です
最後に『コピーライト』に関する結論を。
- コピーライトは書いてなくても効果はある(書いておく方が無難)
- 必要最低限は「©︎ 最初の発行の年 著作権者の氏名」
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