プラグインには自動更新機能があるけど、ON/OFFのどっちにすればいいの?
WordPressサイトをメンテナンスできる頻度にもよるけど、できればOFFがオススメだぞ。
WordPressのプラグイン自動更新機能について
WordPressには機能として、「WordPress・テーマ・プラグイン」の更新に対して自動更新を行なってくれる機能があります。
上の図のように「自動更新を有効化」を押すことで、プラグイン作者がバージョンアップを行うと自動的に更新されるというものです。
この機能を活用することで、日々の管理を一端を自動化できるというわけです。
自動更新を推奨しない理由
せっかく便利な機能なのに、なぜ自動更新を「OFF」にするべきなのか。
便利な機能なことは認めますが、ある経験から非推奨だと考えています。
以下がプラグイン自動更新によるデメリットになります。
- 自動更新がゆえに不具合に気づくのが遅れる
- 不具合が発生した際の原因究明に時間がかかる
- サーバー側のバックアップ機能が意味なしになる可能性
- 更新直前のバックアップを取得ができない
自動更新がゆえに不具合に気づくのが遅れる
手動でプラグインを更新する際には、リアルタイムでサイトを確認することができます。その結果、「プラグインの更新による不具合!」と原因が判明すれば不具合への対処も迅速に行えます。
しかし、自動更新ではいつの間にか更新されているので不具合に気付かずにサイトを放置してしまっているなんてことが考えられます。
サイトの性質によっては信頼を損ねる可能性もあります。
不具合が発生した際の原因究明に時間がかかる
前述の不具合に気付かなかった場合、時間が経過すればするほど原因究明に時間が必要となります。
例えば、1ヶ月前には問題なくサイトが表示されていたとします。しかし今朝確認してみると、サイトに不具合が発生してしまっている。
この1ヶ月の間に複数のプラグイン(本体・テーマも含む)が更新されていたとすると、何が原因だったかを特定するのはとても困難な作業になります。
復旧サービスなどで回復する場合もありますが、想定外の出費にもつながります。
1ヶ月放置とかのサイトは案外多いぞ…
サーバー側のバックアップ機能が意味なしになる可能性
有名なレンタルサーバーをご利用であれば、サーバー側で自動バックアップを用意してくれていることがあります。(有料サービスの場合アリ)
しかしそういったサービスにも期限というものがあります。
サーバーによっては7日分や14日分なので、前述の1ヶ月も放置していた場合にはサーバー側のバックアップ機能ですら役に立たない可能性があります。
最新バックアップから復旧ができれば御の字ってことっすね。
少しでも拾えるものは拾う精神だ。
更新直前のバックアップを取得ができない
WordPressを利用する場合、「本体・テーマ・プラグイン」の更新作業をする際には、直前のバックアップが推奨されています。
しかし自動更新の場合には、直前にバックアップを用意してくれることはありません。
そのため、何か不具合が発生した際に、更新直前の状態を戻すことが困難となります。
バックアップがあればすぐに直前の状態に戻せるのに…
これはプロのエンジニアも欠かさずに行なっているリスク回避のための準備です。
ブロガーさんや会社のHPでも必要な対策ということです。
まとめ:プラグイン自動更新機能は利用しないのが吉
最後に『プラグイン自動更新機能』に関する結論を。
- 自動更新はデメリットが大きく、対処も困難
- 初心者こそ自動更新はおすすめしません
- 管理が難しいなら保守管理を依頼するのも手