Snow Monkeyが今後使用を続けるには有料プランが必要になったって聞いたんすけど?
運営方針の変更で有料契約が必須になったぞ。今回は変更に伴う環境について紹介していくぞ!
今まではSnow Monkeyのアップデートにはライセンスキーは不要という状態でした。
1回Snow Monkeyのサブスク契約(1ヶ月のみでもOK)してテーマデータを手に入れればアップデートは無料という仕組みでした。
v25.4.7以降から運営サイドの変更
Snow Monkey v25.4.7以降はサブスクリプションを契約(購入)していないと、テーマアップデートができない状態に変更となりました。
サブスクリプションのプランは下記の通りです。(2024年8月現在)
プラン | 金額(1年間) |
---|---|
スタンダード | ¥16,500 |
プロ | ¥55,000 |
テーマ作成者である「キタジマ タカシ」氏は以下のように説明してくださっています。
売上が怪しくなってきたり、激安で転売されているという情報を頂いたりして、やはり公式以外から入手しても常に最新版が使えてしまうというのは、経営的にはリスクがあるなぁということで、大変心苦しくはあるのですが、アップデートにはライセンスキーが必須という形にさせて頂こうと思います。
https://snow-monkey.2inc.org/2024/06/11/about-update-authentication/
本ブログで利用している「SWELL」も元々はライセンスキー不要でしたが、不正利用が理由で現在の認証を通さないとアップデートできない仕様になっています。有名テーマは不正利用されやすいので、こういった対策が必要なのだと思います。
Snow Monkeyのアップデート仕様変更に伴う変化
人気テーマSnow Monkeyですが、ブロガー・事業者・Web制作者にはそれなりの影響があると考えております。パターン別にそれぞれの対応を下記にまとめさせていただきました。
ブロガーは切り替えを余儀なくされる可能性がある
Snow Monkeyを利用しているブロガーさんの多くは実質買い切りというコスパの良さを使う理由にしていたと思います。
今回の仕様変更では、そのメリットとしていたコスパの良さという恩恵を受けることは難しくなってしまった。
問題はWordPress環境のアップデートに対応できなくなること。現状のWordPressやPHPバージョンには利用できているが、時間が経てば対応から外れることになります。
- アップデートはせず、脆弱性がある状態で利用を続ける
- Snow Monkeyを1年おきにアップデート(購入)して使い続ける
- 別テーマへ切り替える
事業用(コーポレート)サイトでは継続利用されやすい
Snow Monkeyはシンプルなレイアウトだからこそ、多くの事業用サイトに採用されている。
事業用として使用している場合、ブログサイトに比べてフットワーク軽いことは少ないので、Webサイトを作り直すのは難しい。
だからといって、アップデートを放置していては悪意ある攻撃に晒されてしまいます。保守運営のコストを下げるためにもアップデート権利として¥16,500ならと考える企業はあり得るだろう。
WordPress6.1でSnow Monkeyを使用していると、画面が真っ白になるなどの不具合情報もあるので、サブスクリプション契約で安心安全では無いわけだが。
Web制作者は個人利用がない場合は離れそう
今回の仕様変更で、Web制作者は今までの運用が難しくなった。
今まではWeb制作者が所持している場合は、100%GPLとして制作に活用できていた。しかし自サイトに使用していない場合は、契約しないというケースが多いと思われる。
今後はWeb制作者が持つライセンスよりも、クライアント側に個別に契約してもらうことでSnow Monkeyを最大限活用できる環境になるだろう。
サブスクリプションを継続契約していなかったユーザーは離れそう
Snow Monkeyはサブスクリプションライセンスを最初の1年だけ契約して、その後は解約してもアップデートの恩恵を受けられるから選んできた人が大半だと思っています。
テーマカスタマイズなどが必要ない人は、契約者特典のフォーラムも使わないだろう。
そうなってくると、根本的な運用に必要なアップデートのために毎年¥16,500のコストを払うかどうか。
結果、サブスクリプション契約を元々してこなかったユーザーは最終的には他テーマに切り替えていくだろう。
初心者でフォーラム利用しているなら継続した方がいい
ブロガーの中には、外注せずに自分でブログサイトを構築するのが好きな人もいる。そんな人にとってSnow Monkeyのフォーラムは心強い味方だろう。
年間でライセンス代¥16,500を稼ぐのがモチベーションになる人もいるかもしれない。
Snow Monkeyユーザーの対応とは?
仕様変更のSnow Monkeyだが、ユーザーはどんな対応が必要になってくるのだろうか?
簡単ではあるがまとめてみました。
- Snow Monkeyを継続利用可能
- Snow Monkeyに類するプラグイン利用も安心
- Snow Monkeyを1番安心安全に使える方法
コスト面で問題が生じないのであれば、継続契約(利用)が手間は少ない。
一方でサブスクリプション契約をしないユーザーは、いずれ契約もしくはテーマの切り替えを選択するタイミングが来ることを頭に残しておいていただきたい。
Snow Monkeyからの移行先テーマ
Snow Monkeyはカスタマイズのやり甲斐もあったり、多くのユーザーが利用している。
この仕様変更から移行するユーザーもいるのは事実だ。日本産WordPressテーマで移行先におすすめのテーマを紹介していきます。
ブログ向け機能が強いSWELL
Snow Monkey以上にブログ機能が充実しているテーマとして「SWELL」は移行先の候補になり得る。
カスタマイズ次第では、Snow Monkeyと同様にシンプルなデザインを作り上げることができる。またユーザーも多いので事例も検索しやすいのも嬉しい要素だ。
ビジネスサイト・ブログにも使えるEmanonシリーズ
Snow Monkeyでビジネスサイトを構築していた際に、ある程度カスタマイズできるテーマとしては、Emanon Premiumが候補になるだろう。
Snow Monkeyよりもビジネス色の強いテーマとなっており、整ったビジネスサイトを制作することができる。
ただ設定可能項目が多かったりと、若干初心者向けではない。また利用者が少ない故に情報が少ないので自己解決できない人には難しいテーマになっている。
テーマ名 | 公式サイト | 価格 | 使用用途 |
---|---|---|---|
Emanon Free | Emanon Free公式サイト | ¥0 | ビジネスブログ向け |
Emanon Pro | Emanon Pro公式サイト | ¥9,800 | ビジネスブログ向け(Free機能拡張版) |
Emanon Business | Emanon Business公式サイト | ¥12,800 | 企業サイト向け |
Emanon Premium | Emanon Premium公式サイト | ¥27,800 | 企業サイト向け(全機能搭載版) |
ブログに使いたいなら「Free・Pro」を。ビジネスサイトなら「Business・Premium」を選ぶと良い。
買い切りで事業用サイトを持つならTCD産テーマ
多くの買い切りテーマを販売していることで、TCDテーマ。
企業向けテーマ、ネットショップ(WordPress)可能なテーマ、レビューサイトが可能なテーマなど細分化された目的別にテーマを選ぶことができるのが魅力。
テンプレート要素が強く、画像素材などをフリー素材にすると「どこかで見たことが…」というWebサイトになりがちなのに注意。だがテンプレートに沿って入力するだけでWebサイトが出来上がる。
まとめ:Snow Monkey v25.4.7以降のアップデートは有料サブスク契約が必須に変更
WordPressの有名テーマは悪徳業者に転売されたり、コミュニティの特典にされたりと不正利用が横行していた。対策として、今回のような方向転換は必要というのは理解できる。
現に更新を取りやめた人も耳にしているので、利用者は減っていくだろう。だがそれでも、人気テーマであることには変わらない。
当サイトでは、これからもSnow Monkeyを取り上げた記事を作成していきますので、参考になれば幸いです。
- テーマアップデートには有料会員になるのが必須事項
- アップデート放置でもいずれ更新or切り替えが必要
- ブロガー、Web制作者は切り替える可能性がある
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